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三つの田園交響楽章(1934年1月) Three Pastoral Movements "Sons of the Earth"
解説
バレエ用の3楽章から成る交響組曲で、英語の副題は「大地の息子たち」。大澤は影響を受けた三人の作曲家として、クロード・ドビュッシー、アルノルト・シェーンベルク、イーゴリ・ストラヴィンスキーの名を挙げており、本作品の各楽章の副題「大空の下で、礼拝者と聖なる踊り、収穫の踊り 歓喜の時」はストラヴィンスキーの《春の祭典》を思わせる。《ピアノ協奏曲第一番 イ短調》《コントラバス協奏曲》《交響曲第一番》と共に、ボストンにおける「交響4部作」と言うにふさわしく、ボストン響指揮者セルゲイ・クーセヴィツキが目を通した作品だが、創作から85年経ても(2019年現在)初演が行われておらず、その実現が待ち望まれる。