- 器楽曲
- 協奏曲
さくら幻想曲(1946年3月29日) "Sakura Fantasy" for Piano and Orchestra(March 29, 1946: Nishinomiya)
- 創作地
- 西宮
解説
1946年に作曲された戦後初の「ピアノ協奏曲」の形態をとる作品で、導入部と続く3部分に分かれ、自由な形式で書かれている。《さくらさくら》と《元禄花見踊り》を主題として、第1部は前者、第2部は後者を中心に、第3部は両曲を組み合わせて用いられる。ピアノ協奏曲という西洋の枠組みの中に日本の古謡を素材とし、創作史においては、演奏会用作品は本作品以降、大澤の「和魂洋才」が新たに段階で展開される。