- 器楽曲
- 協奏曲
サクソフォーン協奏曲(1947年3月) Concerto for Saxphone and Orchestra(March 1947: Nishinomiya)
- 創作地
- 西宮
解説
日本初のサクソフォーンのための協奏曲で、1947年に作曲、同年放送初演された。独奏者は大澤が信頼をおいていた名手、三沢清員。「××協奏曲」と名付けられたひざびさの作品で、《神風協奏曲》以来、戦争をはさんで9年ぶりとなるが、大澤の戦後の作風はジャズと取り入れている。3楽章は続けて演奏され、自筆譜に作品名を「協奏曲」か「ラプソディ」かと迷った形跡が見られるのは、このジャズ風の作風によると思われる。