- 器楽曲
- 協奏曲
トランペット協奏曲(1950年3月) Trumpet Concerto(March 1950: Nishinomiya)
- 創作地
- 西宮
解説
日本初のトランペットのための協奏曲。1950年に作曲、現在のNHK放送局で持っていたレギュラー番組「BKシンフォネット」において、放送を通じて初演した。3楽章構成の「ソナタ形式-緩徐楽章-ロンド形式」はボストン以来だが、オーケストラはシンフォニック・ジャズ編成をとり、殊に中間楽章は「ブルース風に」と指示されている。1949年以来、大澤は日本シンフォニックオーケストラ、セアターギルド交響楽団、日本ポップス交響楽団と、ポップス系3団体を設立しており、初演独奏者の安達静雄は日本シンフォニックオーケストラのメンバー。德永洋明のリダクションによるピアノ伴奏版がある。
CD
「大澤壽人作曲作品録音プロジェクト 駆けめぐるボストン・パリ・日本」寺岡清高指揮/オーケストラ・ニッポニカ、神代修(Trp) OSCD-801
「トランペット・ジャポネクス」神代修(Trp)德永洋明(Pf) NAT-0904