- 器楽曲
- 協奏曲
ピエロのセレナーデと葬送曲(1951年6月10日) (June 10, 1951: Nishinomiya)
- 創作地
- 西宮
解説
フルート独奏と小編成管弦楽のための小品で、〈セレナーデ〉〈葬送曲〉の2曲合わせて演奏時間5分。自筆譜冒頭に「マチスの絵画展より」と書かれており、アンリ・マチスの絵に影響を受けたと思われる。大澤は芸術諸分野への関心が深く、ボストン時代にはボストン美術館で観た安藤広重の版画からピアノ独奏曲《富士山》が生まれ、パリ時代にはオーギュスト・ロダンの彫刻に刺激を受け、チェロ独奏を伴う交響変奏曲《考える人に》(未完)が作曲された。